承諾書問題
痔
これは、なかなか恥ずかしい病名である。
友達には、言えない。
同僚にも、言えない。
上司にも、言いづらい。
家族にも、言いづらい。
黙って手術しちゃおっかなあ。
生死に関わるものじゃないしね。
なあんて思ってたんだけど、
病院から「同意書(家族に限る)」の提出を求められてしまった。
私は、一人暮らし。
一体誰に頼めばいいのよ😓
両親は認知症。兄弟は遠くにいる。
しかも、痔なんて身内だからこそ恥ずかしくて言いづらい。
そこで、ちょっと仲良くなった10才年下男子に
「ねえねえ。弟のふりして、承諾書に署名捺印お願い💓」
とねだってみたが、見事玉砕してしまった。
仕方なく、還暦を迎えたいちばん年上の兄に送り付け、「一泊入院」と嘘をついて、署名捺印をしてもらった。
てかさ、お一人様が激増するこれからの日本で、家族限定って時代に合ってないよね。なんとかならないのかな、この制度💢
後日、年下君にはすっかり幻滅して、これを機にすっぱり縁を切りましたけどね。金を貸してとか、連帯保証人とかじゃないのに、全く血も涙もないわっ💢
痔で、入院宣告!
私は、痔主。
痛みはないし、診察が恥ずかしそうだしで、30年間もほったらかしていたけれど、とうとう人間ドックで「血便」判定が出てしまった。
痔であることを伝えると、
「横浜なら、松島病院がいいですよ」と勧められたので、意を決して行くことに。
松島病院は、にぎやかでありました。えーっ!こんなにいるの!!
しかも、老若男女(ただし20才以上)、年齢性別関係なし!
の、とても痔主には見えない方々がすました顔で待っていらっしゃる。
みなさんから勝手に勇気をもらい、診察室へ。
中には、60ぐらいのおじさん先生がどっしりとベッドの前に座っておられました。
看護師さんの
「パンツを少し下げて、横向きに寝転んで、お尻を突き出してね」
の指示で横たわるが、とにかく恥ずかしい(>_<)
ベッドが自動で上に上がり、肛門が先生の目の前に(>_<)
これって、端から見たら相当ヤバイ体勢ですよ。
おじさん先生の指が肛門の中に入ってくる。クリームを塗っているからか、ニュルっとすんなり入るのには驚いたが、うっ!うんちが出そうな感覚。
ぐりぐりと指で触診した後、金属製の器具で肛門を拡げられたかと思うと、
「出っ張りがありますねえ。」
「Ⅲ度なので、要手術ですね。10日間は入院ですよ。」との宣告( ̄▽ ̄;)
やっぱり手術なのね。
しかも、10日間もかあ。
どうしよう。仕事、休めないしなあ。
頭の中がぐるぐる、ぐるぐる。
まずは上司に相談してみよっかなあ。